日高にある乗田養魚場は、手ぶらで釣りを楽しめて食育にもなるおすすめスポット!
釣り堀なので子供でもすぐ釣れて、釣った魚はその場で調理してくれます。
自分で釣った新鮮なヤマメの塩焼きは絶品!ニジマスはお刺身でも食べられますよ!
日高沙流川オートキャンプ場からも近いので、キャンプの途中や帰りに立ち寄るのもおすすめです。
乗田養魚場を訪れる前に泊まっていたキャンプ場はこちら


私は2017年、キャンプ場に来た時にこちらを利用し、新鮮なニジマスの味が忘れられず…。2025年お友達も誘って再訪です!
乗田養魚場 基本情報


- 正式名称…乗田養魚場
- 住所…〒055-2315 北海道沙流郡日高町富岡
- 問い合わせ…01457-6-3030
- 営業期間…4月~12月
- 利用時間…9時~17時
- 定休日…営業期間中は無休
- 利用料…釣った分だけ買い取り
- 駐車場…あり・無料
- 公式Instagram…乗田養魚場
電波の恩恵を受けるには、少し離れた大きな道路まで出る必要があります。
お友達などと行く場合、現地待ち合わせにすると連絡が取れなくなりますので、事前に位置情報などしっかり確認し合って下さいね。
私も養魚場に先について、雨が凄くてどうしようかお友達に相談しようとしたら全く電波が無くて笑いました。
乗田養魚場の楽しみ方
キャンプ場からたった10分走る間にバケツをひっくり返したような土砂降りの雨。
テンションの下がる子供たちを車に残し、お店の方に確認すると、天気関係なく営業はしているとのこと。
用意周到にカッパ持参で釣りを楽しんでいるグループもいたのですが、私たちは傘しか持っていなかったので、両手を使う釣りには不向き。
待つか帰るか悩みましたが、雲がすごい勢いで上空を流れていたので、雨宿りをさせてもらいながら小降りになるのを待ちました。


乗田養魚場にはヤマベ・ニジマスがいます。
時期によってチップも釣ることが出来るので、チップを食べたい方はお店にお問い合わせくださいね。


釣る魚によって池と竿が違うので、初めてでよく分からない方は「どの魚を釣りたいか」をお店の方に伝えて下さい。池の場所を教えてくれますよ。
お店の方と雑談するうちに雨が小降りになってきたので、また降ってくる前に急げ!と外へ。
待ちに待った、ちび達初めての釣り体験です。


ニジマス釣り
新鮮な刺身を食べたいならニジマス釣りをおススメします。
釣りたてのマスは身に弾力があり、しっかりとした歯ごたえがあって、感動しますよ!


ニジマスは大きくて引っ張る力も強いので、ニジマス用と書かれた太めの竿を使って下さい。
赤いビニールテープの所に針が引っ掛けてあるので、周りに気を付けながらゆっくり外し、エサを付けます。


ニジマスの池は2つあり、大きさによって分けられています。
釣りあげる魚の大きさによって料金が変わるため、予算や食べる人数によって池を選んでくださいね。
駐車場に近い一番端の池には2~3キロ級の大きなニジマス、小屋に近い池には1キロ前後のニジマスが入っています。


ニジマスは引きが強いので、釣れた時の感動もひとしお!
バシャバシャ暴れるニジマスを引き寄せ、置いてある網を使って引き揚げます。


ニジマスは釣った後も暴れるので、針を外すのが大変…!
しかも針を飲み込んでしまっていると、なかなか外せません。
小屋で針を外すためのペンチを借りるか、難しければお店の方に助けてもらって下さい。頭を叩いて気絶させてくれますよ。


息子さんが釣ったニジマスはちょうど1キロ。2300円でした。
面白くってたくさん釣りたくなっちゃいますが、ニジマスは1匹釣るだけで結構な金額になっちゃいます。
リリース不可、釣った分だけ買取なので、食べる分だけ考えて釣りましょう。
ヤマメ・チップ釣り
唐揚げや塩焼きを食べたいなら、ヤマメ(ヤマベ)・チップ釣りがおススメです。
ヤマメはホロホロとした身が美味しい淡白な白身魚で、チップは淡水で過ごす紅鮭(ヒメマス)です。


1匹1匹が軽いので、数匹釣ってもそんなに料金が高くならないのでお財布に優しいですよ(笑)
たくさん釣りたい子は、最初からヤマメの池に行くといいですね。


ヤマメ用には細い竿を使います。
ニジマスの竿同様に、長さがあり、赤いビニールの所に針が止めてあるので、小さな子が持つときは注意して下さい。
餌を付けた後も竿を振り回すと、針が色んな所に行き危険です。
周りの人の服に引っかかったり、木に引っかかったり、最悪顔や体に傷がつくこともあります。



他人に怪我させたら釣りどころじゃありません!
竿の先の針の行方は、常に大人が意識してくださいね。


エサを付けて、一緒に竿をもって池に沈めるまで大人が補助し、あとは見守り。
すっかり雨が上がり、濁りが落ち着いて、池の中を泳ぐ魚たちの姿が良く見えるようになりました。
餌に寄って来たり、つついたりする魚の様子を見ながら、いつ引き上げるか、初めてなりに考えて竿を上げ下げしています。


とはいえこちらも少し粘ればすぐ簡単に釣れるので、子供は楽しい、大人はひたすら針外しに忙しい…(笑)
正直、子供と釣りに行くと大人は自分の竿を持つ時間はないですよ。



水に落ちないか、針でケガしないか、退屈してないか常に気を配り、ひたすら魚を外して餌を付ける…まるで接待している気分です(笑)


子供たちが釣り上げた魚と一緒にパチリ☆
暴れる魚を怖がっていた娘ちゃんも、最後にはニコニコでした。楽しんでもらえてよかったです。


いっぱい釣れて大満足!
魚が釣れたら、何匹食べるか、どうやって食べるかを考えて、小屋に戻りましょう。
計量・調理
まず、釣れた魚を量りに乗せて料金を計算します。
我が家はヤマメ6匹で1800円でした。


次に食べ方を決めます。
持って帰る場合、頭を落としたり、骨を取って開いたりなどは無料でしてくれます。
保冷材やクーラーバックを持参しましょう。
キャンプ場に泊まっている方は、キャンプ場で焼いて食べても良いですね!


調理する場合、唐揚げは1匹につき110円、塩焼きは炭代500円(1グループ)、魚代とは別にかかります。


ちなみに私はニジマス1匹・ヤマメ6匹をお買い上げ。
- ニジマスを3枚におろしてもらい、半分をお刺身、半身を持ち帰り(無料)
- ヤマメ5匹を炭焼きにして、3匹をすぐ食べ、2匹持ち帰り(+500円)
- ヤマメ1匹を唐揚げにしてすぐ食べる(+110円)
ニジマス1匹釣っても食べきれない!と躊躇するかもしれませんが、無料でさばいてくれるので、持って帰って焼いて食べるとあっという間ですよ!



我が家は持って帰った半身は後日、ムニエルにしました。
美味しかった~!


下処理をしてくれている間、飲み物などをもって席に移動します。
冷たい飲み物も冷蔵庫に入って売っていましたが、炭酸・緑茶系が多かったので、シュワシュワや苦いお茶が飲めない子は持参をおススメします。


自然の中で…いただきます!
お席の準備が出来たのでどうぞ~と声をかけてもらい、丘の上の東屋に移動すると…


めっちゃ雰囲気イイ!塩焼きすごい!超感動!
超感動!(語彙力低下)
どうですか…この映えっぷり…エモい…


私も前回はキャンプ場に持ち帰って食べたので、乗田さんで調理したてを食べるのは初めて!
塩焼きのビジュアルの良さに、年甲斐もなくキャーキャーはしゃいでしまいましたよ~。
みんなで撮影会してるうちに、唐揚げとお刺身もテーブルに運ばれてきました。




刺身が美味しいのはもちろんなんですが、全員が満場一致で大絶賛したのが唐揚げ!
頭も尻尾もサクサク食べれて、本当に美味しかったです。


その後、いい色に焼けた塩焼きもパクリ。
塩焼きも身がふっくらして、塩加減も良く、骨からスルッと身が離れて、美味しく食べられました。
お友達の子供たちは頭も骨も綺麗に食べていましたよ!えらすぎる~!
魚が炭で焼けるのを待つ間に味見しようと、唐揚げを各家庭1匹ずつしか頼まなかったんですが、あまりに!唐揚げが美味しくて…。


まだ食べたい!まだ釣りたい!と大騒ぎだったので、それぞれもう一匹ずつ釣って、おかわり!
唐揚げ調理してもらい、それもすぐにぺろりと平らげてしまいました。
自分が釣った魚を、その場ですぐ調理してもらえて、自然の中で味わえるだなんて、なんて幸せな事でしょう。
来た時の土砂降りの雨が嘘みたいに晴れて、水の音と風を感じながら、とっても気持ちのいい時間を過ごすことが出来ました。


食べたお皿はセルフでお片付けです。
子供たちに運ぶのを手伝ってもらいながら小屋に持って行き、お会計をして帰ります。
食べきれない場合はパックも貰えますよ。


帰り際に気付きましたが、釣りをせず餌やりだけも出来るようです。
まだ釣りが出来ない小さな子は、餌やりの方が楽しめそうですね。
日高沙流川オートキャンプ場でのヤマメ掴み
養魚場でお会計をするとき、お店の方に
「キャンプ場から来たの?今戻ったら、ヤマメのつかみ取り間に合うんじゃない?」と言われました。
私たちが食事をしてる時に大きな車が入ってきたな~と思って見ていたのが、日高沙流川オートキャンプ場の車だったようで、15時から始まるヤマメ掴み用の魚を納品したそうです。
日高沙流川オートキャンプ場で夏休み期間中に数回行われるヤマメ掴みは毎年大人気のイベントです。



このイベントのヤマメたちは、乗田養魚場さんで育った魚だったんですね~。
あいにく私たちはチェックアウトしてしまったのでキャンプ場のイベントに参加することは出来ませんでしたが、まさか今日だったなんて。知りませんでした。
今年はヤマメに混じって1匹だけニジマスを入れているそうで、捕まえたらすごいぞ~といたずらっぽく笑う店主さん。
きっとキャンプ場では、子供たちも大人も大盛り上がりしているでしょうね。
とっても素敵なキャンプ場です!良ければこちらの記事も見てみて下さいね!


最後までお付き合いいただきありがとうございました!
この記事が楽しい家族のお出かけの助けになりますように。
ではまた。