まるで本物の道路を走っている気分になる、千歳の交通公園。
実際に色が変わる信号機や、横断歩道、標識で、子供と楽しく遊びながら交通ルールを学ぶことが出来ます。
自分の自転車を持ってきて練習するのはもちろん、自転車も様々なサイズが用意されているので、手ぶらで遊びに来れますよ!

こちらの記事は2019年に長男と利用した時の情報を元に書いていますが、2023年に下の子も連れて再訪すると、リニューアルして更に素敵な公園になっていました!
リニューアルした様子はブログの後半で紹介しますが、お急ぎの方、変わった部分だけ知りたい方は、目次からスキップして下さいね。
千歳交通公園 基本情報
- 正式名称…千歳市交通安全教育施設
- 住所…〒066-0028 千歳市花園1丁目6
- 問い合わせ(公園管理事務所)0123-24-8848
- 問い合わせ(市民生活安全課 防犯・交通係)0123-24-0263
- 開園期間…5月1日~10月31日
- 利用時間…9時~17時
- 定休日…毎週月曜日(月曜日が祝日の場合はその翌日)
- 利用料…無料
- 駐車場…公園内にあり・無料
交通公園は、千歳育ちのNearが小学生の頃に遊んでいた公園です。
学区外だったので気軽に遊びに来れる場所ではなかったのですが、学校の遠足や交通教室など、千歳に住む小学生はだいたい授業の一環でこの公園を利用していました。(今もするのかな?)
道路も信号も標識もあって、とってもリアルなのに、普段は出来ない道路のど真ん中を走るという禁断の行為が許される場所というのは、子供心にもとても魅力的で(笑)
おままごとのような、非日常的な気分が味わえる、ちょっと特別な場所だったのを覚えています。
すぐ隣にはサケのふるさと千歳水族館や道の駅があるので、自転車で遊んだ後はそちらに移動して遊ぶのも楽しいですよ。


千歳 交通公園で出来ること
まず初めに、交通公園にはルールがあります。
自転車は手軽な乗り物ですが、スピードを出し過ぎると大きな事故を引き起こす危険な乗り物に変わります。
様々な年齢の子が遊ぶ場所なので、公園の中を好き勝手に自転車が走り回ると危ないという事を、必ず遊ぶ前に子供に教えましょう。
ゴーカート専用エリア、自転車専用エリアもあるので、そちらにも間違って入らないように気を付けましょう。
貸し出し自転車
交通公園には14インチから大人サイズまで貸し出し自転車が置いてあり、無料で使うことが出来ます。
14インチと16インチは補助輪付きと補助輪なし、両方用意されているので、自転車練習にもぴったり。
実際に乗ってみて、自分に合ったサイズを探すことも出来ますよ。


ただ、貸し出しの台数は少ないので、同じくらいの年齢の子供がたくさん遊びに来ていると、乗れるサイズが全部借りられてしまってなかなか遊べない…ってことも多いです。



自分の自転車を持って来られる方は、持参したほうが確実にゆっくり遊べますよ。
ゴーカート
足でペダルをこぐタイプのゴーカートは子供たちに大人気!
大きさは2種類あり、赤が一回り大きいサイズです。
ゴーカートは小学6年生まで利用可能で、幼児~小学校低学年は黄色か青、中~高学年は赤のゴーカートが乗りやすそうでした。


ゴーカートは2人乗り禁止、サンダルでの利用禁止など、注意事項が色々あります。


使用の注意の看板を見ていたら「利用は初めてですか?」と管理人さんが話しかけてくれて、コースの説明をしてくれました。
ゴーカートは乗れるところが決まっているそうで、自転車とぶつからないようにブロックで区切られています。


ゴーカートのペダルは回転式ではなく、前後に踏み込んで動かします。
最初は操作方法に戸惑いますが、大人が後ろからそっと押してあげるとペダルが動くので、コツをつかむまで手伝ってあげました。


くねくね道路のハンドル操作に苦戦しながらも、楽しそうな息子さん。
ゴーカート専用コースは林の中なので、木も多くてお散歩するのにも気持ちいいです~。
ちなみにこの時、ゴーカートのすぐ横を猛スピードで走り抜けていく小学生や、草むらを自転車で追いかけっこして走り回る親子がいました。
初めて来ると公園のルールがわからないかもしれませんが、ゴーカートコースや芝生は自転車の侵入禁止です。





小さな子がフラフラハンドル操作する車の横を猛スピードで追い抜いていくなんて、どちらも危険だとヒヤッとしました。
この時は管理人さんが走って追いかけて注意してくれていましたが、管理はシルバー人材の方たちがしてくれているそうなので、みんながみんなそんなに元気じゃないですよね…(笑)
楽しくなるとどうしてもスピードを出したくなりますが、一歩間違えば大事故です。
実際に動く道路標識
子供が小学生になって一人で自転車で出かけるようになったら、交通ルールはどのタイミングでどうやって教えようか悩みませんか?
理想は親も自転車に乗って、指示しながら走って教えるのが一番いいんでしょうけど、我が家は車で移動がメインなので、大人用の自転車を持っていません。
そもそも一般道って、子供は歩道を自転車で走れるけど、大人は車道を走るんですよね?
車通りの少ない住宅街ならまだしも、標識があるような大きな道路で指示しながら2台でちんたら走るのは危ない…


そんな時にぴったりなのが、この公園!
大人用の自転車も数台用意してくれてるので、親子で並んで、標識など教えながら遊べます。
親目線になって初めてわかる、交通公園のありがたさ…(苦笑)
こんな車道の真ん中で、堂々と信号待ちする事なんて普段はありませんが(笑)
ちゃんと停止線で止まって、信号が変わったら左右を確認して進む姿が微笑ましい~。


押しボタン式信号は壊れていて光りませんでしたが、このボタン、大人も子供もつい押したくなりますよね…(笑)
ボタン好きなお子さんをお持ちのパパさん、ママさん!ここに来れば思う存分ボタンを押させてあげられますよ…!
公園全体が大きなおままごと空間。
横断歩道では青になるたび「ママ!渡って!」と言われ、信号待ちする自転車の前を、手を挙げて何往復も渡らされました。


自転車だけじゃなく、信号の渡り方や歩道の歩き方も、遊びながら勉強できて良いですね。
自転車購入前の試し乗りにも
上の写真で息子が乗っている赤い自転車は14インチです。
家にあるランニングバイクが14インチで、慣れ親しんだサイズで安心感があるのか、息子さん迷わず14インチに乗っていましたが、年長の息子にはちょっと窮屈で、ペダルも漕ぎにくそうでした。
そこで16インチに乗せてみると、最初は「怖い」「フラフラする」とビビっていましたが(補助輪あるのに)、コツをつかむとスイスイ!
ペダルも軽く、めっちゃ漕ぎやすそうです!


操作性の違いは本人も分かるようで、私を置いて一人でどんどん進んでいきます。
息子さん、お下がりで18インチの自転車をいただいたんですが、サドルを一番下にしても微妙に大きく車体も重くフラフラして、乗るのを嫌がってたんですよね。
14インチのランニングバイクで慣らした後は18インチに乗せようと思ってたんですが、背の小さい息子さん(年長)には、16インチが丁度よかったようです。



ランニングバイクはスイスイなのに、なかなか自転車に乗れない事を悩んでいましたが、公園で色んなサイズに乗せてみて、自転車に慣れる前はサイズ選びが本当に重要なんだな~と痛感しました
ちゃんと自分に合ったサイズの自転車に乗ると、ペダルの漕ぎやすさもバランスのとり方も目に見えて違いが分かります。
購入を検討するとき、ついつい長い目で見て大きいの選んじゃいますが、大きいとその分重いし重心も違って操作しづらいみたいですね。
自転車を購入する前に、ここで様々なサイズの自転車に乗って、実際に広い場所を走ってみて、子供と相談しながらサイズを決めるのも良いな~と思いました!
交通公園で実際に乗ってみて、息子には16インチが操作しやすくぴったりだと分かったので、その後16インチのDバイクを買いました!
補助輪、バランスバイク、自転車と3パターンに簡単に組み替えられる多機能な自転車で、購入から数週間で自転車に乗れるようになりました(えっ)おススメです!


2023年 交通公園がリニューアル!
2019年に利用した時は臨月で、長男の自転車を押しながらヒーヒー言っていたのですが、年月が経ちお腹の中にいた子はあっという間に大きくなり…
家の中で兄妹揃ってダラダラと、1日中ゲームをするようになりました。



めでたしめでたし…じゃない!こらー!
実家に帰省した際、あまりにもゲームし過ぎなので「散歩行くよ!」と無理やり連れ出し、母子3人だーらだーらと歩きまくって交通公園にたどり着きました。
到着してびっくり!遊具が出来てる!駐車場が出来てる!


以前は公園の外に小さな駐車場しかなくて不便だったのに、41台分の大きな駐車場が!


老朽化で遊具が撤去されて以来、遊ぶものが何もなかった広場には、新しいコンビネーション遊具やブランコも出来ていました!
これは自転車に乗れない小さな子も楽しめて、有り難いですね~!


遊具広場の奥にある四角い建物はトイレです。
古かった公園のトイレは撤去され、代わりにベビーキープのある個室や、おむつ替え用のベッドもある広めのユニバーサルトイレも備えた、綺麗なトイレが完備されました!


もうこれで、おむつ替えするためだけに遊びを切り上げて、隣の道の駅に駆け込まなくていいんですね!
使いづらかった所が改善されていて、感動です!


故障してボタンを押しても光らなかった押しボタン式信号も、今どきのLEDに!ボタンを押すとちゃんと光ります!



たぁーのしー!(子よりテンションが上がる母)


娘ちゃんも、自分でボタンを押すのは初めて。
しかも、ボタンを押して信号が変わると、自転車で走ってきたお姉ちゃん達が「あっ!信号が変わって小さい子が渡るよ!」と律儀に止まってくれたので、娘と一緒に左右確認して手をあげて渡る練習をしたり出来ました。
みんなでごっこ遊びしてるみたいで、とっても楽しいですね。
自転車以外の遊具は使用禁止に
リニューアルで変更になった点は良い事ばかりではなく、厳しくなった所も…。
最初にもチラッと書きましたが、以前は道路の部分で遊べていたストライダーを始めとするペダルの無いランニングバイクは使用禁止になりました





ランニングバイクダメになっちゃったんですね~
と管理人さんに聞いてみると、「ランニングバイクって、乗れる子は結構スピード出すし、フラフラ、めちゃくちゃに走るでしょ。」とのこと。
道路じゃない遊具広場でなら遊べるかも聞いたんですが、「あっちはだめ、こっちならOKって言っても分からないし、注意しきれないから…」と言葉を濁されてしまいました。
きっと危ない場面がたくさんあったんだろうな、と納得すると同時に、すっごく残念な気持ちになりました。
ランニングバイクに乗るような年齢の子が、一人でバイク持って遊びに来れるわけじゃないんだから、必ず保護者がいたはずです。危ない乗り方をしたら、管理人より先に注意するべき大人が傍にいたはずです。
利用自体を禁止しなければいけないくらい利用者のマナーが悪かったか、管理人が注意して回るのが大変だったか…。



大けがに繋がりかねないからこそ、禁止せざるを得ない。利用者の安全を考えると、公園が厳しくなっていくのは仕方のない事ですね…。


さて、我が家の子供たちはというと、ぷらっと散歩の途中に来てしまったため、サンダル履きでした。



まさか交通公園まで歩くと思わず…。秋なのにサンダル(笑)
娘ちゃんゴーカートに乗りたそうでしたが、ゴーカートはサンダルで利用できないので、代わりに自転車を借りて遊びましたよ。


娘ちゃんはこの日が初めての自転車でしたが、公園でいろんな子が自転車に乗っているのを見て、興味を持って補助輪自転車に乗れたので、家でも自転車練習を始めるきっかけになりました。
あまり自転車に興味の無い子も、ここに来るとみんな自転車の練習をしているので、モチベーションが上がるかもしれませんね!
今度はきちんと靴を履かせて、マイ自転車を持って、計画的に遊びに行きたいと思います(笑)
千歳交通公園 子連れチェックポイント
- 本物の信号機があるので楽しい
- 押しボタン式信号機もある
- 自転車貸し出し無料(数に限りあり)
- 様々なサイズの自転車を試し乗りできる
- 自分の自転車持ち込みOK
- 自転車に飽きたらゴーカートで遊べる
- 遊具あり
- オムツ替えスペースあり
- ストライダー、キックボード、スケボーなど自転車以外は持ち込み禁止
- 木陰が多いので夏でも涼しい
- 場所によっては虫が多いので、薄い羽織や虫よけがあると安心
まっすぐに舗装されたアスファルトはペダルをこぎやすく、自転車練習に最適です。自転車に飽きたらゴーカートや遊具でも遊べるので、自転車練習に付き合う他の兄妹も楽しめます。
様々な年齢の、たくさんの子供たちが遊びに来るので、危険な乗り方をしないように、遊ぶ前にしっかりお子さんに声掛けをしてください。
自転車は自動車と同じで、相手を大けがさせる事もあるのだと教えることも大事です。



Nearが保険会社に勤めていた時、自転車に乗った小学生が小さな子とぶつかり頭がい骨骨折の重傷、9千万近い賠償金を親が支払う事になった話を聞いて青ざめました。
この記事で公園の正しい利用方法を知って、お子さんが楽しく自転車練習が出来ると嬉しいです。
千歳交通公園周辺のおすすめスポット


最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ではまた!