とんでんファームが運営するアースドリーム角山農場は、小さな子供でも安全に動物と触れ合える観光牧場です。
動物と触れ合うだけでなく、屋内遊具施設やレストランも併設されているため、季節や天候問わず遊ばせることが出来ますよ。
冬は雪が積もってしまうので遊ぶエリアが限られてきますが、雪山で遊んだり、ばん馬が引くそりに乗ったり、冬ならではの遊びも出来て、とっても楽しく過ごせました!
天気問わず遊べる場所を探してる方、冬でも動物と触れ合える場所を探している方、アースドリームが気になってるけど冬ってどうなの…?と行くのを迷ってる方はぜひ最後まで見て行ってくださいね!
アースドリーム角山基本情報
- 住所…〒067-0052 北海道江別市角山584−1
- 電話番号…011-391-2500
- 夏季営業…4月上旬~11月下旬
- 冬季営業…12月上旬~4月上旬
- 営業日…【夏季】土・日・月・金【冬季】土・日・祝
- 定休日…【夏季】火・水・木【冬季】平日
- 営業時間…10時~16時(夏季の土日祝は17時まで)
- 入場料…小学生以上600円(未就学児無料)

平日はやっていないので気を付けて下さいね!
- ペットの入場不可(犬はドックランのみ)
- お弁当など持ち込み飲食禁止
- レジャーシート・テント・パラソル使用禁止
- 敷地内でのボール遊び・シャボン玉・虫取り網禁止
- エサの持ち込み禁止
アースドリーム角山農場は敷地内全体が放牧地です。馬や豚たちが自由に歩きながら、草を食べたり糞をしたりしていますので、レジャーシートを広げて座れる場所や、テントを張って休憩する場所はありません。
まあ、冬に外でテントを張ったりレジャーシートを広げて休憩することはないと思いますが、アースドリームのお約束として頭に入れておくといいと思います。
シャボン玉を飛ばしたり、虫取り網を振り回す行為も、動物にとっても子供にとっても危険ですので、持ち込まないようにしてくださいね。
冬のアースドリーム角山農場
観光牧場といえば夏のイメージが強いですが、アースドリームは土日祝限定で冬も営業しています。とはいえ、冬の牧場でいったい何が出来るのか。



どうしても足が遠のきますよね~
冬のある日、娘ちゃんが「動物にエサをあげたい」というのでこちらを思い出し、お休みの日に行ってきました!


私もお兄ちゃんが小さかったころから何度も来ていますが、冬に来たのは初めてで、ちょっとわくわく。
調べると雪山でそり滑りも出来るようなので、つなぎや手袋、服が濡れた時のための着替えも念のため車に積んで、準備万端で行きました!
アースドリームには有料エリアが大きく分けて2つあり、動物に餌やりができる【ふれあいゾーン】と、屋内で遊べる【こどもの国ゾーン】があります。冬季間中、各ゾーンで出来る事と入場料はこちら。
ふれあいゾーン | 屋内施設こどもの国 |
---|---|
未就学児…無料 小学生以上…600円 | 未就学児…無料 小学生以上…600円 |
・動物餌やり ・うさぎ抱っこ | ・コイ餌やり ・馬の乗り物 ・焼きマシュマロ ・雪山そり遊び ・巨大ブランコ |
夏季はふれあいゾーンの池でブランコやいかだ遊び、魚にエサやりなどできるんですが、冬は雪で埋まってしまうため、出来る事が少なめの印象です。



馬のエサやりは無料エリアにあるので、馬と触れ合うだけなら入場料はかかりません。
小さな子供と大人で行く場合は入場料は大人分で済みますが、小学生以上の子供や付き添いの大人数人で行く場合、全員で両方の施設入ると結構な金額になりますので(笑)
誰が付き添うか、両方の施設に入るか、何を目的に遊びに行くか、ある程度考えて来た方が無駄な出費を抑えられますよ。(って言っても、現地に行ったら子供は絶対、両方入りたいって言うんですけどね…)
ふれあいゾーン


まずは娘の希望でふれあいゾーンへ。
牧草地が見事に雪に埋まっていますが、この先に進むには向かいの売店でチケットの購入が必要です。
チケット代を払うために鐘を鳴らして、スタッフさんが来てくれるのを待ってると…置物だと思ってた猫がゆっくり動いてびっくり~!


大人しいね~!かわいいね~!と娘ちゃんと一緒に撫でていたら、看板猫ちゃんの見つめる先にはチュール…1本200円。



誰か買って食べさせてくれないかな~って、見つめてるんですよ





な、なんて商売上手!(笑)
看板猫ちゃんにチュールをあげられる権利は早い者勝ちです。かごの中にチュールが残ってたらラッキー!猫好きサンは早めの来場をおすすめします。


ウサギさん抱っこしたい娘ちゃんの楽しみはこれ。
冬はどうなのか分かりませんが、ウサギの体調次第では抱っこが中止になることもあります。以前、夏に来た時は気温が高すぎてウサギがバテてしまって中止になっていたこともあり、親子でガッカリしました。
今回は無事に体験出来てよかったです。


中に入ってすぐウサギ小屋が並んでいるので、そこでスタッフさんに声をかけると、ケージからウサギを出して渡してくれます。
アースドリームのウサギさん抱っこはカゴに入れてくれるので、ウサギにとっても子供にとっても負担が少なくて安心です。


小さい頃から入って慣れているからか、ウサギもカゴから逃げ出さないんですよね~。
ニンジンをあげたり、なでたり、ヒクヒク動く鼻を観察していると、あっという間に5分経ってしまいますよ。


エサやりをしたい場合はにんじんを購入します。赤いバケツ1杯100円。



アースドリームは貯金箱にお金を入れるセルフスタイルが多いので、100円玉は多めに持ってきましょう!


ふれあいコーナーには豚、犬、猫、アルパカ、ヤギ、ウサギ、羊といろんな動物がいますが、にんじんを食べられるのはウサギ、アルパカ、ヤギ、ヒツジだけです。


まずはウサギにえさやり。金網に入るように小さくちぎって与えます。
小さなお口でもぐもぐにんじんを食べてくれる姿はとっても可愛くて癒されますよね~。
ウサギはエサやりの対象としては一番人気なので、お昼過ぎに行くと既にお腹いっぱいのことが多く、タイミングによっては全然食べてくれません…(笑)
いつも大喜びでエサを食べてくれるのは、アルパカとヤギ。
大人から見るとつぶらな瞳がとってもキュートなんですが、長い首をにゅ~っと伸ばしてくれくれアピールするので、小さい子供はみんな怖がってウサギに逃げてしまい、いつもにんじんに飢えています(笑)


娘ちゃん前に来たときはアルパカから逃げ回っていたので、今回もダメかな?と思ったら、平然とニンジンをあげていたのでびっくり。成長して度胸がついたんですね~!
意外とひょうきんなアルパカは、ラクダの仲間で機嫌が悪いと唾を吐きます。
たまににんじんを取り合って仲間同士で喧嘩することがあるそうで、もし喉を鳴らしたり、上を向いて耳を寝かせたり唇をむき出しにしていたら、唾を吐く合図なので気を付けてください。


あと下の前歯が結構大きくて、にんじんが小さすぎると下の歯が指にあたり、噛まれてしまうかもしれません。
アルパカの前歯は下の歯しかなくて、上はただ固いだけなので血が出たりする事はないんですが、パワーがあるので子供はびっくりするかと思います。
小さなお子さんがエサやりする場合は気を付けてくださいね。(娘ちゃんも一回噛まれました)


こちらもクレクレ圧が強いので小さな子は怖がりますが、意外と安全にエサやり出来るのはヤギ。
ヤギは舌使いがとっても上手で、ベロベロしながら舌と唇でエサを取っていくので、指を嚙まれることは殆どありません。(ヨダレ付きますけどね)
せっかくお子さんがエサやりしたくてにんじんバケツ買ったのに、ウサギがお腹いっぱいで全然食べてくれなかったら、ヤギさんへのエサやりが安全でお勧めですよ~。
あとは奥の部屋にヒツジと犬がいるんですが、ヒツジはいつ行ってもにんじんに食いつきません。
餌を与えてもいい対象にはなってるんですが、にんじん嫌いなの?ってくらい顔を背けられます(笑)


一番奥の部屋には羊小屋と犬小屋の他に、牧草ロールと手作り滑り台があり、自由に遊ぶことが出来ます。
この滑り台角度が絶妙で、危なくな~い速度で遊べるので小さな子でも安全に滑れます…が!材質なのか季節なのか服の素材との相性なのか、めっちゃめちゃ静電気が起きます(笑)


上から滑ってくる子供を支えたらバチっ!とするし、滑り降りてくる子供の髪がブワッと広がるし、帯電して大変です。



子どもは案外気にしてなくて、パチパチしたり、髪が広がるたびに大爆笑して何回も滑ってましたけどね…


魚にエサやりしたり、いかだ遊び出来る池は、完全に凍っていました…。
雪があると池との境目があいまいなので、小さなお子さんが池の近くを歩くときは気を付けてくださいね。
冬のふれあいゾーンで出来る事はこれくらいです。
夏は外でもブランコをしたり、牧草地を走ったりできるんですが、冬はこの中でしか遊べないので、そんなに動物に興味がない子は飽きるのも早いかもしれませんね。
ドリームランドこどもの国
レストランを挟んでふれあいゾーンの反対側にあるのが、屋内遊戯施設こどもの国。
ふれあいゾーンとは別料金で、小学生から1人につき600円の入場料がかかります。


付き添いの大人も料金がかかりますが、中の遊具は結構体を使うものが多いため、子供だけの利用にならないように必ず大人も入ってください。


入ってすぐの所にスタッフさんがいるので、利用人数を伝えて料金を支払うとワッペンを貰えます。
それを腕の所に貼ると、営業時間中、何回でも出入りできますよ~。


中は広くてプレハブ倉庫のような作り。ストーブはあるんですが広すぎて全然暖房が追い付いていないので、ふっつーに寒いです。
動き回ってる子供たちは暑い!と上着を脱ぎたがりますが、付き添いの大人は冷えるので…。子供は調節できる服装、大人はがっちり着込んでくるのが良いですよ。


色んな乗り物のオモチャがあって、子供たちは次から次に乗り心地を試していきます。
しばらく来ていませんでしたが、今回新しいと感じたのは馬のオモチャ!
受付で100円(大人も乗れる大きなシマウマは300円)払うと、首から下げるタグをもらえるので、それを付けていれば何回でも乗れます。


小さな馬は30キロまで。大きな馬は親子でも乗れます。


ちょっと動かし方にコツがいるんですが、ペダルを下に踏むと馬の足が動いて、パカパカ進むことが出来ます。
2台で競争したり、ストライダーのように乗ったり、色んな遊び方をしてる子がいました。とっても楽しいので、ぜひ追加料金を払って遊んでみてくださいね。


トンデンファームって、廃材や木材を使った手作り感あふれる遊具が本当に多いんですよね。
自分たちで作ってるのか、大工さんの知り合いがいるのか、来るたびにちょっとずつ色んな物が増えたり、バージョンアップしてたりします。


ツリーハウスはネットのつり橋に繋がっているんですが、昔はネットの先は行き止まりで、鐘を鳴らして戻ってくる遊具でした。それがいつの間にか開通してすべり台とつながって、滑って降りてこれます。


二人乗りできるカゴ型のブランコは小さな子でも安心して遊べます。


トランポリン&クライミングウォール。


筒?配管?をくりぬいて吊るしたゆりかごと、ハンモック。


どの遊具も、既製品にはない味というか、温かさがありますよね。
コイのいる池と茶室。昔は小さくて数匹しかいなかったコイ達が今ではこんなに立派に…(笑)


冬は外の池が凍っていて魚にエサがあげられないと思っていましたが、こどもの国の方でコイにエサやりが出来るようになっていましたよ!


たくさん遊んだら小腹がすきますよね~。
ストーブのそばで焼きマシュマロが出来るんですが、これがもう娘ちゃん大ハマり!


一袋に3個入ってるんですが、もう一回食べた~いと結局3回も買いました。
子供たちが代わる代わるマシュマロを焼いていると、徐々に焼けるのに時間がかかるようになってきます。
ちょっと炭の火力が弱いかな?と思ったら、ひばさみが置いてあるので、周りの灰をたたいて落としてあげると少し火力が回復しましたよ!


マシュマロも貯金箱にお金を入れるセルフ方式です。



最近海外の旅行者が多いのでよく感じますが、このシステムが成立するのって、日本のモラルの高さと、お客さんへの信頼あってこそですよね~。スタッフがいなくてもきちんとお金を入れて商品を買ったり、無防備に貯金箱が置いてあっても盗まれないのって、すごい事ですよ。
あとは、こどもの国の隣には雪山があって、そりを借りて遊ぶことが出来ます。
私たちが到着したお昼前には晴れていて、数組の家族も外で遊んでいたんですが…いざ私たちも雪山で遊ぼうと外に出てみると、いつの間にか天気が変わり、横殴りの雪。


ブランコも出来るようでしたが、さすがに雪も風もすごかったので諦めました~。





雪遊びの準備もして行ったのに残念…
レストラン
アースドリームにはテーブルオーダーでピザが食べられるレストランと、軽食が食べられるフードコートがあるんですが、冬の間はフードコートのみ営業しています。
といっても、ただレストラン側の席を閉めているだけで、レストランで人気の焼きたてピザはフードコートの方で食べられますよ。


ラーメンや豚丼、カレーの他に、トンデンファームのベーコンやソーセージ、チキンレッグなども食べることが出来ます。


フードコートはセルフ式で、券売機で支払いを済ませ、券売機受付に立つスタッフさんに渡します。
券売機は1000円札しか対応していないため、両替が必要な方はふれあいゾーンの受付で両替をお願いしてください。


お子様向けには、カレーのセットがありました。
ソフトクリームのカップに入ったカレーなので、小さな子供でも食べきれるサイズです。


あと子供が食べやすいものと言えば、唐揚げやポテト、肉まん、焼きそばなんかもありました。


私はラーメンを注文しましたが、シンプルで懐かしい美味しさでした。子供でも食べやすいスープの濃さだったので、カレーだけじゃ少し物足りなかった娘ちゃんとシェアして一緒に食べましたよ。


取り分けのお皿、お水、調味料などもひとまとめに置いてあるので、必要な方はこちらから使えます。
おむつ替えスペース・授乳室
ドリームランドこどもの国の中では、トイレにオムツ替えスペースがあります。


外で遊んでいるときもここのトイレが一番近いです。


ふれあいゾーンにはオムツ替えスペースがありませんが、レストランのトイレにオムツ替え用のスペースがありました。
授乳室に関してはちょっと見つけられなかったのですが、ドリームランドこどもの国の中に『授乳室が必要な方はスタッフに声をかけてください』と張り紙があったので、どこかスペースを開けてくれるのかもしれません。
赤ちゃん連れの方は、スタッフさんに聞いてみてくださいね。
冬のアースドリーム角山まとめ



どうでしたか?私の拙い説明で、冬のアースドリームの雰囲気は伝わったでしょうか?
私が実際に冬に行ってみた感想は、意外と冬でも変わりなく遊べるな~という事でした。
娘ちゃんはとにかくドリームランドこどもの国が気に入って、ずっと閉店ギリギリまで遊んでいましたし、やっぱり北海道は雪が降ると遊べる場所が少ないので、屋内で思い切り体を動かせる場所があると良いですね。
この後2025年4月の夏季営業から入場料が値上がりし、どちらの施設も入場料が800円になったので(えー!)600円で遊べる冬季営業は狙い目だと思います。
天気関係なく、雨でも雪でも遊びに来れて、動物と触れ合えて、屋内遊戯場でも遊べて、外でも遊べるので、一日飽きることなく過ごせますよ。
子連れチェックポイント
- レストランに子供向けメニュー、子供用カトラリー、子供イスあり。
- 離乳食持ち込みは要確認
- おむつ替えスペースはレストランとこどもの国のトイレにあり。
- 自動販売機あり
- ベビーカー持ち込み可
- 雪遊びする場合は着替えがあると安心
- エサやり出来るのはコイ、ウサギ、アルパカ、ヤギ
- ふれあいゾーンは寒いので調節できる格好で
- 100円玉をたくさん持って行く
最後まで読んでいただきありがとうございました!
家族で楽しいお出かけが出来ますように。ではまた!